とりあえず、文章に

自分の意見の発信の練習の場です。

はじめに~院進を控えた理系大学生の懺悔~

僕がブログを書こうと思い立った理由はある1つの理由からに他ならない。

それは、僕が大学入学以降、「自分の意見を周囲に発信する」いわば自己表現とでもような経験が1度もないまま、大学を卒業しようとしているからである。

 

思えば大学に入ってからというもの、どこかの5chやそのまとめサイトyoutubeのコメント欄、twitterといったソーシャルメディアでの誰かのコメントをさも自分の意見のように受け売りで話してきた。

受け売りというのは言い過ぎたかもしれない。自分の考えていることを文章化する経験に乏しい僕は、読んだ際に自分に「しっくりきたもの」を抽出し、ツギハギ合わせをしてこの大学生活四年間を過ごしてきた。

 

思い返してみると、中学・高校時代から自分の意見というものに自信が持てず、どうしても自分を導いてくれる(であろう)教師に太鼓判を押してもらう、または周囲の友人と意見が一致するという、「保証」がなければ自分の意見すら堂々と発信することすら出来なかった。

これは普段の生活だけではない。僕は理系大学生なのだが、高校時代から「自分で考えて問題を解く」といった経験をしたことがない。例えば解らない問題があれば、3秒で教本の解答を見て、その解き方を自分の解答するための道具として得る、といった学習をしてきた。

その結果、類題であれば教本の「保証」があるので解けるのだが、「保証」のない自分の経験したことのない真新しい問題であった場合、ペンが完全に止まってしまうのである。自分で問題文を咀嚼し、するべきことを考えることは最後の最後までできないままだった。

 

これは研究室に配属された理系の大学生にとっては致命的なことであると思う(大学四年間でも身につかなかったと考えると重症である)。研究室に配属され1年も経っていないひよっこが「研究とは」「研究室とは」何たるかを語ることなど大変おこがましい。それでも僕が研究室に配属され、この1年弱で感じた力不足をここから書いていきたいと思う。

これを自分の考えを発信する練習の第一段階としてまず行っていきたい。